現代社会を生きる多くの人は、コーヒー、お茶、ジュース、清涼飲料水、炭酸飲料水は飲んでも、水はほとんど飲まない傾向にあります。
このような飲みものの多くは、利尿作用があり、カラダが常に脱水状態になります。
脱水していることで、ミネラルのアンバランスを招き、ホルモンバランスを崩しやすくしています。
成人のカラダの6〜7割程度は水でできていて、酸素の次に「なければ生きていけないもの」が水です。
カラダの細胞には、常に良質な水が必要で、水を充分に摂ることで、老廃物や毒素を素早く排出でき、全身の新陳代謝を改善してくれるわけです。
そして、カラダがしっかり潤っていけば、肌もみずみずしく潤って輝くということにもなります。
今回は、よい水を飲むことが大切な理由について、解説していきます٩( ᐛ )و
水を飲む量とタイミング
一日にマグカップ8杯(約2ℓ)の水を飲み、肌を含む全身を潤わすことです。
例えば、寝起きにマグカップ1杯(250mℓ、白湯でも可)、寝ている間の脱水と、朝の排泄をスムーズにします。
そこから昼食の30分前までの間に2杯(500mℓ)、昼食後から夕飯の30分前までの間に3杯(750mℓ)、夕食後から寝る前までに2杯(500mℓ)の合計2ℓになります。
例としては、このようなタイミングかなと思いますが、こまめに2ℓ飲めていれば問題ありません。
食事中は、消化酵素が薄まってしまうため、水は避けたいものです。
喉が渇いている場合、食前30分に水を飲みます。
食事中の味噌汁やスープ、食事を楽しむためのアルコールなどは例外です。
また、水分不足に陥っている場合、尿の色が濃い黄色や橙色になります。
これは、腎臓が体内毒素を除くのに苦労して、尿が濃くなっているのです。
ちなみに、正常な尿の色は、無色から薄黄色が理想的です。
良質な水は体内をクレンジングする
飲んだ水は、約15分で皮膚の表面に達し、約20分で細胞全体に達します。
そのため、良質な水をきちんと飲んでいると、カラダの細胞は水で満たされ、同時に老廃物を排出します。
水が体内や腸内できちんと循環することで、次のメリットが期待できます。
①腸内環境が整えられる
②新陳代謝がよくなる
③胃腸の働きがよくなる
④排尿、排泄の状態もよくなる
⑤血中の中性脂肪や尿酸値などの数値が減る
⑥皮膚にみずみずしさが増し、結果としてカラダの健康と若さを維持できる
ちなみに、ここでの水は、文字通り「水」です。
カフェインを含むコーヒーや緑茶などは、利尿作用があるため、水にはカウントできません(ノД`)
カウントできるものでは、ルイボスティーや麦茶などのノンカフェインになります。
普段、まったく飲めていない人は、できる範囲で、できる限り少しずつ飲む習慣を身につけていきましょう。
運動するときは、さらに汗で失われるので、プラスして飲みます。
水が足りないと、細胞に水分をため込もうとする作用が働き、むくみの原因につながります。
むくみ解消のためにも、積極的に水を飲みましょう!!
水の質はとても大事
塩素が入っている水道水は、活性酸素を発生させてしまうことからも、飲み水としてはオススメできません。
塩素処理によって塩素と水が反応し、活性酸素の一種である『次亜塩素酸』を生じます。
また、生活排水が沼や湖に流れ込むと富栄養化をもたらし、『フミン質』という物質が生じ、この水を塩素処理すると『トリハロメタン』という発がん性物質が生成されてしまいます。
ペットボトルの水は、NPO法人食品と暮らしの安全基金が2007年に行った独自調査によると、有名10銘柄中8つから『硝酸性窒素』が検出されたというデータもあり、安心安全なものを選びたいということもあります。
硝酸性窒素は、血液の酸素運搬能力を奪うなどの特徴があり、安全が確かな水質のものであればよいのですが、買い揃える手間とコストもかかります。
それらを考えると、サーバータイプや浄水器を設置することも有効な手段です。
できれば浄水器は、蛇口に取りつけるタイプより、家の水道管のおおもと、元栓に取りつける「セントラル浄水器」タイプがオススメです。
台所や洗面、お風呂まわりといった皮膚から入る塩素も、家の元栓から浄水器を通すことで、より健康に気を配ることができます。
塩素のほかの重金属や不純物などもフィルターでカットできます。
参考までに!!