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トランス脂肪酸は加工食品と揚げ物に注意
トランス脂肪酸は、不飽和脂肪酸が変化したもので、主な条件としては、次の二つになります。
①液体の油に水素を添加して、固形にする
②液体の油を高温で揚げたり、炒めたりする
①は、マーガリンとショートニングを指します。
これらは、バターや生クリームの代用品として植物油を加工してつくられたもので、非常に安価につくることができるため、多用されやすいです。
例えば、パンや菓子パン、ケーキ、クッキー、コーヒーフレッシュ、カレールー、マヨネーズ、ドレッシング、インスタント食品、冷凍食品、アイスクリームなどに使用されています。
マーガリンがカラダによくない食品であることは、かなり浸透してきていますが、それでも、まだトランス脂肪酸に注意を払う人は少ないように感じます。
その理由は、スーパーにたくさんのマーガリンが売られているからです。
つまり、いまだに需要が高いのです。
日本では、食品ラベルにトランス脂肪酸の有無を表示することは、義務づけられていません。
そのため、お菓子やケーキ、パンなどにマーガリンやショートニングが大量に使用されています。
原材料名をチェックして、「マーガリン」「ショートニング」「ファットスプレッド」「植物油脂」「加工油脂」と記載があれば、トランス脂肪酸が入っていると疑ってもいいと思います。
②は、高温で調理されたとんかつや唐揚げ、フライドポテト、フライドチキン、ドーナツ、ファーストフードなどの揚げ物です。
欧米型の食事は、調理の際、油に熱を加えすぎる傾向があります。
そのため、多くの場合、トランス脂肪酸に変化しています。
酸化した油にも注意する
「過酸化脂質」という油も避けてほしい油の一つです。
空気中の活性酸素によって酸化された脂質で、体内に入ると、細胞を傷つけ、体内の活性酸素も増やし、炎症をつくり出します。
時間が経過した揚げ物、使いまわしの揚げ油、スナック菓子、インスタント食品などは、過酸化脂質を多く含んだ食品の代表になります。
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