高血圧の何が問題で、血圧が高くなると、私たちのカラダでは、どのようなリスクがあるのか、解説していきます٩( ᐛ )و
血圧が高くなる仕組み
そもそも血圧が高くなるのはなぜかというと、血管が狭くなったり、血液がドロドロになっていたりするためです。
例えば、ホースの中にポンプで水を送り込むとき、太いホースに流すのと細いホースに流すのとでは、後者の方が力が必要で、圧力もかかります。
また、きれいな水を流すのと泥水を流すのとでは、泥水の方が力が必要で、ホースにも圧力がかかります。
そこで、ホース=動脈の血管、水(もしくは泥水)=血液に置き換えてみていきましょう。
すると、余分なものや老廃物が血管の壁にこびりついていたり、血液がドロドロだったりすると、心臓はより強い力で血液を送り出さなければならず、血管にかかる圧力(血圧)も高くなるのです。
動脈硬化という病気とは!?
狭い血管やドロドロ血液は、心臓を弱らせます。
常に強い力で血液を押し出していると、心臓の筋肉は、どんどん厚く硬くなりますが、それに伴って、柔軟性が失われ、心臓本来の機能が弱くなります。
そのため、高血圧の人は、少しカラダを動かしただけでも息切れしたり、動悸が激しくなったりすることが多く、心不全が起こるリスクも高くなります。
また、狭い血管やドロドロ血液は、血管にも影響を及ぼします。
大きな圧力がかかり続けると、血管が破れないようにするため、カラダは血管の壁を厚くしますが、血管の壁が厚くなると、それだけ血液の通り道は狭くなるのです。
狭くなった血管を血液が通るため、血管にさらに圧力がかかり、血管の壁がさらに厚くなり…といったことが繰り返されて、動脈の血管の壁が厚く硬くなり、柔軟性や弾力性を失っていきます。
これが『動脈硬化』です。
動脈硬化が引き起こすリスクについて
動脈硬化が進むと、血管は傷ついたり、破れやすくなり、さらに血流が悪くなり、血栓(血液中の血小板が固まったもの)もできやすくなります。
脳の血管で動脈硬化が進むと、脳出血、認知症などが起こりやすくなり、心臓に酸素や栄養を運んでくる冠動脈で動脈硬化が起こり、血流が悪くなると、狭心症のリスクが高まります。
また、血管が血栓によって防がれ、血流がさえぎられると、脳梗塞や心筋梗塞が引き起こされます。
手遅れにならないためにも、血圧は、ぜひ意識したいものですよねf^_^;