
筋トレによって、筋肉量を増やすためには、筋肉のもととなる筋タンパク質の合成量を増やさなければなりません。
そこで、必須になるのがタンパク質の摂取です。
筋トレに励む人にとっては、タンパク質の摂取は、欠かせられない栄養素ですが、従来の“情報”では、「タンパク質の過剰摂取は、腎臓に悪い影響を与える」とされていたこともあり、プロテインなどの高タンパク質を飲む際に不安を感じた経験があるのではないでしょうか?
今回は、タンパク質を摂ると腎臓に負担がかかるのかどうか、解説していきます٩( ᐛ )و
タンパク質と腎臓機能について
腎臓は、カラダに溜まった老廃物の排出、体内の水分量の調節など、私たちのカラダにとって、重要な働きを担っていますが、過去に行われた動物実験では、タンパク質の過剰摂取が腎臓にダメージを与えることが指摘されたほか、腎不全の治療では、タンパク質の摂取を制限する食事療法が重視されてきました。
こうした過去の背景から、「タンパク質の摂取は、腎臓に負担をかけるだろう」と考えられていたのです。
タンパク質と腎臓の関係をめぐるこの問題については、明確な答えを出すための介入研究が難しいこともあり、肯定派と否定派の間で長きにわたる議論が続いてきました。
そして、最近の観察研究の結果により、長きにわたる議論に終止符が打たれることとなったのです。
その結果とは、「タンパク質の食品源をきちんと見極め、過剰に摂取しなければ、腎臓に負担がかかることはない」ことが明らかになったのです(*^ω^*)
つまり、今まで悪者のように言われていたタンパク質は、実は悪者ではなかったのです。
ただし、過剰摂取には、くれぐれも注意が必要です。