筋トレは、ジムに着いてから行うものだと思っていませんか？
もちろんバーベルを持ち上げて、カラダを強化する場所は、ジムになります。
しかし、そこに至るまでのコンディション作り、つまり、前夜から筋トレは始まっているのです。
今回は、筋トレと睡眠の関係について、解説していきます٩( ᐛ )و
前日の睡眠時間でトレーニング効果が大きく変わる
実は、前日の夜に十分な睡眠を取れているか否かで、トレーニング効果に大きな変化が表れます。
2012年にイギリスのスポーツ機関であるUKスポーツにおいて、睡眠時間によるトレーニング効果への影響に関する調査が行われました。
アスリート数人を集め、睡眠時間8時間以上の者と6時間未満の者にグループ分けし、ベンチプレスやスクワット、ベントオーバーローイングといった多関節トレーニング（2つ以上の関節を使ったトレーニング）を行いました。
重量は、自らが持ち上げられる最大筋力85％に設定し、各々が限界まで回数をこなします。
これを4回繰り返しました。
また後日、同じメンバーで睡眠時間を逆にして検証。
その結果、明確な結論が導き出されたのです。
睡眠時間が6時間以下のグループは、8時間以上のグループに比べて、ベンチプレス、スクワット、ベントオーバーローイングのいずれにおいても、総負荷量が少なくなっていたのです。
つまり、前日の睡眠時間がトレーニング効率に影響を与えたというわけです。
睡眠の質を高めるための3つの重要ポイント
睡眠不足は、体力面だけでなく、メンタル面にも影響を与えます。
睡眠不足の状態で、トレーニングを行うと集中力が低下したり、精神状態が安定せずにイライラしたりするため、普段より過剰な重量で回数をこなそうとするオーバーワークの危険性も生じます。
それでは、最良のコンディションでトレーニングを行うためには、どのようにして睡眠の質を高めればよいのか、答えは、次の3つを控えることです。
・カフェイン
・タバコ
・アルコール
トレーニング前日の午後2時以降は、カフェインの摂取を控えようとか、眠る2時間前からはタバコを吸わない、アルコールの摂取も控えるなど、ルールを決めることをオススメしますd(^_^o)