【健康】腸の大きさや構造、役割について

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【健康】腸の大きさや構造、役割について

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読者のみなさんの中には、「免疫力を高めればウイルスや細菌に侵されるリスクが減る」とわかっている人は多いと思いますが、具体的にどうすれば免疫力を高められるのかまでは、わからないのではないでしょうか?

免疫学を専門としている先生でも、「腸が免疫力の大半を支配している」「免疫細胞の約70%は腸に存在する」と強調していますが、どんな食品をどのように食べれば効果が大きいのかまでは、まだまだ研究段階だそうです。

今回は、そんな未知な腸の大きさや構造、役割について、解説していきます٩( ᐛ )و

口から肛門までは「体外」!?

タイトル通りですが、口から肛門までは体内にありますが、解剖生理学上では体内ではありません。

解剖生理学では、小腸や大腸の粘膜から栄養素や水分が毛細血管に吸収されてはじめて「体内」に入ったことになります。

つまり、吸収されなければ、それは「体外」ということなのです。

腸の大きさとそれぞれの働き

小腸は、長さが5〜7mもある折りたたまれた管で、消化液を分泌するほか、その内部粘膜の表面に『絨毛(じゅうもう)』という約1mmの長さの突起が密生しており、食べた栄養素と水分(一日に約7ℓ)をリンパ管と毛細血管から体内に吸収する働きをしています。

一方、大腸は、長さ1.5〜1.8mで粘膜表面から水分(一日に約2ℓ)と水溶性ビタミンを体内に吸収します。

ちなみに、小腸と大腸の粘膜を広げるとテニスコート1面半もの面積になるといわれています。

排便までの運動について

体内で不要になった排出物は、おかゆのように液体が多いですが、出口(肛門)に近づくと半固形状態の便へと変化します。

腸の内壁にある『論走筋』が収縮を繰り返すことで排出物は、自然に下の方に送られていきます。

このときに、上下に動く『分節運動』や左右に動く『振子運動』も同時に行われ、排出物を運んでくれます。