普段、口にする食品の中には、薬物ほどではないものの、確かに依存症をもたらすものがあり、それによって肥満や生活習慣病の急増が、世界的に問題視されています。
その中毒性から新しい言葉が生まれ、それが、いま話題の『マイルドドラッグ』です。
マイルドドラッグは、急激に心身を壊すということはありませんが、長い時間をかけてじわじわとカラダを蝕み、やがて認知症や脳卒中、心筋梗塞など命にかかわる病気を引き起こすことがあるとされています。
マイルドドラッグで、特に警戒したい点は、本人も周囲も中毒に陥っている自覚がないということです。
ちなみに、代表格が「砂糖」です。
人工甘味料、精製塩や化学調味料、油(トランス脂肪酸)、炭酸飲料なども中毒性をもたらします。
また、小麦は、麻薬と同等の中毒性を指摘されています。
ジャンクフードなどは、脳に直接的においしいと感じさせる刺激的な食材に毒されています。
これらは、精製度の高いものほど中毒のリスクが高くなり、その分人体に影響を及ぼすのです。
前置きが長くなりましたが、今回は、好きなもの、カラダにマイナスは「中毒」、プラスは「良き習慣」になる(前半)について、解説していきます٩( ᐛ )و
マイルドドラッグは精製されている
玄米より白米、黒糖より白砂糖、天然の塩より海水からナトリウムだけを抽出した食塩など、すべて後者のほうが中毒性が高くなります。
未精製のものは、中毒性はそれほど高くありません。
これらの精製されたもの(マイルドドラッグ)を子どもの頃から食べていれば、大人になる頃には中毒者になります。
中毒にならないためには、赤ちゃんの時期に精製されていない離乳食、自然に近い食べもので、食事をはじめることです。
中毒をそのまま放置しておくと、老化が早まり、生活習慣病のリスクが高まり、脳卒中、心筋梗塞、認知症のリスクが跳ね上がるように高くなるのは、間違いありません!!
こんな人が「マイルドドラッグ」の可能性が高い
次の症状がある人は、ぜひ気をつけたほうがいいです。
①イライラすると甘いものが食べたくなる:
原 因:砂糖中毒のはじまりかもしれません。
リスク:甘いものの摂りすぎは、心臓病や糖尿病、虫歯、骨粗しょう症を招いたりします。
②ラーメンを食べずにはいられない:
原 因:脂と塩、化学調味料、小麦による中毒。
リスク:ラーメンは、老化を促進し、心筋梗塞や脳梗塞、認知症のリスクを高めます。
対 策:まったく食べるのを止めるのは、難しいと思いますが、せめて、スープを全部飲み干さない、ラーメンを食べる頻度を今までより減らす工夫が必要です。
③食事の一口目はご飯から食べてしまう:
原 因:ご飯を先に食べると血糖値が急上昇してしまいます。
リスク:動脈硬化のリスクが高まり、食後の眠気も誘発されます。
対 策:食べる順番を変えて、まずは野菜から食べる、ゆっくりとよく噛んで食べるなど、意識する必要があります。
④カレーライス、丼もの、ラーメンライスがランチの定番:
原 因:白米は、糖質そのもの、つまり砂糖中毒ということも。
対 策:昼食を定食にかえたり、そばにするなどの見直しをしたほうがよい。
⑤無性にチョコレートを食べたくなるときがある:
原 因:市販大手メーカーのチョコレートとなると、砂糖と油のダブル中毒は否めません。
ちなみに、市販のチョコレートは、砂糖量がいちばん多い製品がほとんどで、植物油脂と書かれたトランス脂肪酸含有のものが多く見受けられます。
対 策:本物のチョコレート、クーベルチュールチョコレートにかえる必要があります。
⑥甘い炭酸飲料水を週に2〜3回飲む
原 因:砂糖中毒とカフェイン中毒のダブル中毒です。
炭酸飲料水に限らず、甘い缶入り、パック入り、ビン入り飲料は、砂糖のかたまりといっても過言ではありません。
対 策:安心安全な100%ジュースを炭酸水で割るだけで、砂糖中毒が回避できる手づくり炭酸ジュースなど工夫する必要があります。
⑦ハンバーガーやドーナツをよく食べる:
原 因:ジャンクフードでもあります。
脂肪や塩分、砂糖、小麦の摂りすぎを招きます。
対 策:ハンバーガーショップに行って、食事代わりにしない。
こだわり食材で手づくりしてみましょう。
今回はここまで!!次回の続きも、お楽しみに(*^ω^*)