食べすぎてメタボになるのが、気になるような時代に「栄養失調になるの?」そう思われるかもしれません。
しかし、集中力がない、寝つきが悪い、貧血気味、むくむ、疲れやすい、風邪をひきやすい、頭がボーッとするなど、心当たりはありませんか?
ひょっとすると、それって「隠れ栄養失調」かもしれません!!
新型栄養失調とも呼ばれる、隠れ栄養失調の要因は、消化・吸収がうまくできなかったり、食事によるカロリーは必要以上に摂りすぎていて、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維などの特定の栄養素が不足している状況にあったりと、このようなことが、すべて栄養失調につながっていきます。
今回は、現代人に多い「隠れ栄養失調」について、解説していきます٩( ᐛ )و
「リン酸塩」という厄介者について
隠れ栄養失調の要因の一つにもなっているのが、食品添加物です。
多くの加工食品に使われている『リン酸塩』というものが、添加物に該当します。
この添加物を体内に大量に取り込んでしまうと、カラダに大切なミネラルの吸収を阻害してしまい、免疫力が低くなり、さまざまな生活習慣病を引き起こす原因ともいわれています。
厄介なのは、表示義務がない添加物であることです。
なぜ、リン酸塩を使用するかというと、素材自体の水分を保つことができ、弾力性が増し、美味しそうな色になり、食感もよくなるためという、製造側からすると使わない理由がないからです。
ハムやソーセージなどの肉の加工品への使用が特に知られており、それらの食品には他の添加物も多く含まれているため、加工品ではなく、できるだけ自然な飼育環境で育てられた家畜の肉そのものを食べることをオススメします。
不足しがちな栄養素
女性の食生活で、「〇〇だけ」「〇〇抜き」とかの食事制限やダイエットのために、一日通してスムージーやサラダのみという人が多く見られます。
一見、健康的に見える食事であっても、偏食になっていれば、新型栄養失調やその予備軍になってしまうのです。
不足しがちな栄養素としては、タンパク質とミネラルになります。
男性の場合、忙しい仕事の合間にコンビニのおにぎり、単品の丼もの、ファーストフードなど、手軽に摂れる食事に偏りがちになり、野菜不足でビタミン・ミネラルが不足しがちになります(ノД`)
迷ったら「まごわやさしい」で、バランスよく食べる
オススメしているのは、「まごわやさしい」食事を意識することです。
「まごわやさしい」とは、食養生の一つの考え方で、日本には昔からあるお馴染みの食材ばかりです(*^ω^*)
食材は次のとおりです。
・ま=豆類
・ご=種実類
・わ=海藻類
・や=野菜
・さ=魚介類
・し=きのこ類
・い=いも類
このような食材を意識して一日のうちに食べることが大事です。
この「まごわやさしい」を比較的に摂りやすいのが、具沢山の味噌汁です。
日本人には、馴染みのある味噌汁ですが、近年、習慣として食べる人が減ってきています。
味噌汁を毎日摂ることで、不足しがちなミネラルの補給もできます。
「まごわやさしい」の基本的な考え方として、洋食より和食、外食の多い人は、丼ものよりも和定食を選ぶことをオススメしますd(^_^o)