【健康】減塩ではなく、精製塩ではない「よい塩」とは!?(前半)

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【健康】減塩ではなく、精製塩ではない「よい塩」とは!?(前半)

錦糸町のパーソナルジムならオレンジジム

スーパーに行けば、減塩しょうゆ・減塩味噌など、さまざまな減塩商品が並んでいますよね。

テレビCMやインターネットでは、減塩調味料セットまでも広告宣伝されています。

高血圧の人は、医師から減塩するようにいわれることが、ほとんどではないでしょうか?

これだけ減塩といい続けられれば、それが健康によいと疑わないものですよねf^_^;

現在、一日の食塩摂取量を6g〜8gの間を目標にしながら、「味が薄い」「美味しくない」と食べている人もいるかと思います。

しかし、実のところ、減塩は意味がないどころか、逆に健康に悪いということが少しずつ明らかになってきています。

今回は、減塩ではなく、精製塩ではない「よい塩」について、解説していきます٩( ᐛ )و

塩分摂取量は血圧とは関係ない

1960年、アメリカのルイス・ダール医師が提唱した食塩摂取量と高血圧を関連づける論文が「減塩説」のはじまりといわれています。

特に、日本の東北地方の塩分摂取量と高血圧患者の多さが示され、塩分が原因だという仮説を立てました。

しかし、後にこの調査条件が不明確であり、科学的に正しいとはいえないとされます。

つまり、ルイス・ダール医師の「仮説」が「真実」だと誤解されたまま現在に至っています。

明確に異議を唱えたのは、高血圧研究の権威としても知られる、元名古屋大学の青木久三教授によるものです。

1984年、青木教授は、「高血圧の犯人は塩分の過剰摂取」と結論づけたジョージ・メーネリー博士(1972年・アメリカ)のラット実験に疑問を感じ、塩分の「摂取」ではなく、「排泄」と高血圧との関係性を調べました。

その結果、「塩分摂取量は血圧とは関係なく、高塩分でも体外に排出できれば血圧は上昇しない」として、ジョージ・メーネリー説を覆したのです。

さらに、1988年には、アメリカのノースウエスタン医科大学のスタムラー医師が、食塩摂取量と血圧の関係について、厳密な調査を行った結果、「食塩摂取量と高血圧の関係はないか、もしくは弱い」という結論に達しました。

西洋医学では、原因が特定できない高血圧を『本能性高血圧』と呼ばれています。

実は、高血圧症患者の95%がこちらに該当します。

つまり、原因が明確ではないにもかかわらず、一方で塩分の摂りすぎが問題視されているのです。

問題は塩分よりも「ナトリウム」にあり

塩の本当の問題は、ミネラルを含んだ天然塩が戦後失われていったことにあります。

日本政府は、1971年に海の汚染や低コストを理由に、塩田を廃止して、もともと砂漠地帯の海水淡水化や工業用の塩をつくるための技術だった『イオン交換膜透折法』を全面導入しました。

塩業近代化措置法を発令しての国策です。

これにより、純度99%強の「塩化ナトリウム」が「食塩」として定着することになります。

そして、1997年に塩専売法が廃止され、製造販売輸入が自由化されて現在に至ります。

海水には、約90種類ものミネラルがあるといわれていますが、この製法では、完全に排除されてしまい、これは「塩」ではなく、ただの「塩化ナトリウム」にすぎません。

問題はその、純度99%強の塩化ナトリウムである「精製塩」「食卓塩」の摂りすぎということです。

99%強の塩化ナトリウムという純度の高い精製塩は、薬と同じで、カラダにとっては異物になります。

特に、外食で使用されている塩は、「精製塩」であることがほとんどですから注意する必要があります。

今回はここまで!次回もお楽しみに(*^ω^*)