コレステロールと聞いて、あなたはどのような印象を受けますか。
動脈硬化や心筋梗塞のような血管系の病気のリスクを高める、体に不必要な存在?
中性脂肪となり、肥満の原因になる、厄介な存在?
このように考える人が、ほとんどではないでしょうか。
今回は、そんなコレステロールについて、解説していきます٩( ᐛ )و
コレステロールとは!?
そもそもコレステロールとは、脂質の一種であり、私たち人間の各細胞を形づくる細胞膜の材料になるものを指します。
つまり、私たちのカラダは、60兆個からなる細胞の塊なので、コレステロールが存在するおかげで成り立っているのです。
そして、コレステロールは、大きく二種類に分けることができます。
次項では、その二種類のコレステロールについて紹介していきます(*^ω^*)
二種類のコレステロール
前項でも出ましたとおり、コレステロールは大きく二種類に分けることができます。
それが、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)です。
善玉コレステロール(HDL)は、主に肝臓で合成された余分なコレステロールを血管内から回収し、肝臓に戻してくれる効果があります。
逆に、悪玉コレステロール(LDL)は、体内で合成されたコレステロールを血管を使って、全身に運んでいく効果があります。
善玉コレステロールに回収されなかった余分なコレステロールは、行き場を失い、中性脂肪となって、体に蓄積されてしまいます(ノД`)
だから悪玉コレステロール(LDL)は、不必要と考えられがちなのです!!
しかし、体内で悪玉コレステロール(LDL)が不足してしまうと、免疫力の低下を引き起こし、血管の弱体化、つまり、脳出血などの命に関わる病気を招くことにつながります(゚o゚;;
では、どのくらいのバランスがいいのか、という点については、次項で紹介していきます。
コレステロールのバランスについて
前項の簡単なおさらいですが、まず善玉コレステロール(HDL)が、コレステロールを肝臓に回収し、血管の硬化を防ぐ役目をしてくれるのにたいし、悪玉コレステロール(LDL)は、血管の弱体化を防ぐため全身にコレステロールを運んでくれる役目をしてくれます。
つまり、バランスが大事という結論になります(^∇^)
では、数値で表した場合、善玉コレステロールと悪玉コレステロールは、どのくらいが正常値であるのかをまとめました。
・善玉コレステロール(HDL)…40mg/dl以上
・悪玉コレステロール(LDL)…130mg/dl以下
・総コレステロール…200mg/dl以下
※NSCAの数値に基づく
それぞれの改善方法として、善玉コレステロール(HDL)は、運動習慣をつけることで増やすことができます。
また、悪玉コレステロール(LDL)は、食事の改善をすることで減らすことが可能です。
どちらも正常値にもっていくためには、生活習慣の見直しが重要になりそうですよね。