今回は、食べさせられてしまう仕組みを逆に利用して、食べることを防ぐ方法について、解説していきます٩( ᐛ )و
においを上手く活用してダイエットに役立てよう
味覚は、その食べものの価値などさまざまな情報に左右されやすく、においという情報からも影響を受けやすいのです。
私たち人間は、においによって行動がコントロールされるということさえあり、においを意図的に使っていくことで、自分自身を望ましい行動へ導くことができるのです。
においを司る嗅覚の情報は、脳の『嗅球』という部位で扱われています。
あるにおいを嗅ぐと、嗅球がそのにおいをキャッチし、脳内で分類されます。
そして、においの分類が、私たちの行動選択に影響を与えていると考えられています。
昼食前に果物のにおいを嗅いだ場合、昼食後のデザートには、チョコレートパフェより果物のデザートを選択する率が高まったという実験があります。
このことから、私たちの脳には、あるカテゴリーのにおいを嗅ぐと、それに対応したニューロンが働き、次の行動でそのカテゴリーに該当する食べものを選びやすい傾向があるのです。
現実的に、においだけで食行動をコントロールすることは難しいですが、脳に行動の結果を予測させることができれば、においを活用することは、ダイエットに役立ちます。
大脳の神経細胞は、年齢によって衰えていきますが、年齢を重ねても増え続けるものが二つあります。
一つは、『海馬』という記憶を司る部位の神経細胞で、もう一つは、嗅覚の神経細胞です。
つまり、においの感覚は、生涯鍛えていくことができるので、自己成長のために大いに鍛えていくことが必要となりますp(^_^)q