ダイエット中に食べてしまうと、「また食べてしまった…」という罪悪感を持つものですよね。
この罪悪感こそが、脳に食べさせられてしまう元なのです。
今回は、「食べてしまった」という罪悪感がさらなる悪循環をつくるについて、解説していきます٩( ᐛ )و
悪循環を生む脳内での活動とは!?
私たちが罪悪感を抱くとき、脳内ではどのようなことが起こっているのか、見ていきましょう。
罪悪感を抱いているときの脳の活動を調べた研究では、『前頭前野』という部位が活発になっていたことがわかりました。
この部位は、私たちの価値判断に深く関係しています。
罪悪感を抱いているとき、私たちの脳内では、やらなかった行動の価値を高く見積ります。
つまり、ダイエット中に意図に反して、食べてしまった場合は、「食べない」という行動の価値が高くなるわけです。
すると、「明日こそは食べないという行動ができるはずで、食べるという行動さえしなければ、すべて解決する!」という思考が生まれます。
食べなければ、すべて解決するわけではないですし、今日は食べたのだから明日だって食べる可能性は十分あります。
ただ、当事者の脳内では、食べない行動の高評価によって、客観的に考えることができなくなっています。
「食べない」行動の価値が高まれば、ドーパミンの作用によって、より自分が食べないでいることへの期待感が高まります。
まとめると、期待感が高まり、それを自分自身の行動に裏切られて、その罪悪感によって次こそできるという期待感が、さらに高まります。
この繰り返しになってしまうと、ダイエットはただつらいだけで、ダイエットしていること自体に疲れてしまうのです(ノД`)