冬に風邪をひく人が多いのは、免疫力の低下が大きく関係します。
カラダが冷えると血液中に存在する白血球の活動は鈍くなり、病原菌や老廃物を処理できなくなるからです。
その結果、免疫力が低下し風邪のウイルスを撃退できなくなってしまうのです(ノД`)
つまり、免疫力を高めるには、カラダを温めることが重要で、もちろん厚着をしたり、カイロを貼ったりするという方法もありますが、それ以上に効果的なのが、カラダの中から温めることです。
昔の日本人は、体温が36.5℃以上が普通だったといわれていますが、現代人の平熱は、36℃前後という低体温の人も増えてきています。
一つの方法として、毎日の食事を工夫すれば、カラダの内側から温めることは十分可能です。
今回は、カラダの冷えは免疫力アップの大敵!カラダの中からポカポカにする食材について、解説していきます٩( ᐛ )و
カラダを冷やす食べものと温める食べもの
お腹いっぱい食べれば、カラダが温まると考える人もいるかと思いますが、実は、満腹な時間が長く続けば、食べものを消化するため、消化器官は働き続けなければならないので、体内に熱を生み出しにくくなります。
その理由は、血液が消化器官に集中して送られることで、体内の熱を生み出す筋肉や心臓などへの血液の供給が減ってしまうからです。
その結果、体温が下がってしまいます(ノД`)
なので、食事は「腹八分目」を心がけることが大事なのです。
また、食材にも気を配りたいです。
基礎代謝を上げるタンパク質が豊富な大豆や肉を積極的に取り入れると同時に、食材にはカラダを温めるものとカラダを冷やすものがあることも知っておきたいです。
水分の多い野菜、南国の暑いところで採れた食べものは、カラダを冷やすものが多く、一方、冬に旬を迎える&寒冷地で採れる食べものは、カラダを温めるものが多いといわれています。
体温が1℃下がったらカラダに起こるデメリット
体温が1℃下がるだけで、カラダには以下のことが起こります。
①免疫力が約30%低下する
→インフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすくなる
②基礎代謝が約12%低下する
→エネルギーが消費できなくなり、太りやすくなる
③体内酵素の働きが約50%低下する
→消化・吸収・代謝などのさまざまな生命活動が落ちる
④がん細胞が繁殖しやすくなる
→体温が35〜35.5℃未満だと、がん細胞が繁殖しやすくなる
しょうがは皮ごと&蒸せば薬効成分が倍増!冷え性対策に!!
カラダを温める食材の中で、特に注目したいのが「しょうが」になります。
しょうがには、血行を促進してカラダを温めることはもちろん、殺菌効果や基礎代謝向上などの働きがあり、小さい食材ながら、免疫力アップのための有効成分が“ギュッ”と詰まっているのです。
医療用漢方の7割以上に使用されているというだけあって、その実力は証明済みです。
また、皮付近には、『ファイトケミカル』の一種である『ジンゲロール』が豊富に存在し、ジンゲロールの辛味成分が冷えを改善し、免疫力アップに力を発揮します。
さらに、ジンゲロールは低温加熱や乾燥によって、血行促進の働きがある『ショウガオール』に変化し、蒸せばその薬効成分が生の状態の約10倍にもなるといわれています。
料理に使うのはもちろん、すりおろしたしょうがをお湯に溶いたしょうが湯や、温かい紅茶に加えたしょうが紅茶など、ホットドリンクに加えて摂取するのがお手軽な方法です。
しょうが同様、辛味成分のある食材には、新陳代謝を活発にし、冷えを予防する働きがあります。
唐辛子に含まれる辛味成分『カプサイシン』をはじめ、にんにくやらっきょう、ねぎ類などに多く含まれる刺激成分の『硫化アリル』、しその香り成分である『ペリルアルデヒド』などは発汗作用を促し、カラダを中から温めてくれます。
間食にオススメなのが、アーモンドやチョコレートです。
アーモンドは、ビタミンEの含有量が多く、食物繊維も豊富なため、腸内環境を整えてくれます。
チョコレートは、チョコレートの原料であるカカオに含まれる『ポリフェノール』が血行をよくし、冷えを改善へと導いてくれます。
また、チョコレートには、リラックス効果があり、免疫機能を妨げるストレスを和らげてくれます(*^ω^*)