どんな食事にしていくのか、どんな材料をそろえるのか、それにはまず、毎日使う自宅の調味料から変える必要があります。
食材にいくらこだわったとしても、調味料がよくなければ台無しになってしまいます。
ここで変える調味料というのは、次のとおりです。
①製法は、昔ながらのもの、または素材本来のよさが損なわないよう考慮したもの
②食品添加物を一切加えられていないもの
このような調味料を意識されることをオススメします。
昔から調味料の基本は、「さ・し・す・せ・そ」という語呂合わせがあります。
ちなみに、僕が考える基本的な調味料は、砂糖から酒に替わります。
今回は、カラダを変える「さ・し・す・せ・そ」について、解説していきます٩( ᐛ )و
さ:酒
原材料は、米と米麹(こめこうじ)だけで酒造会社の製造のものです。
普通の日本酒との違いは、米麹の量を増やして、アミノ酸を豊富にしているところです。
それが料理のコクやうま味を引き出してくれます。
他にも、風味づけ、臭み取り、素材を柔らかくすることもしてくれます。
また、そのまま飲んでも美味しいのが特徴です(*^ω^*)
し:塩
成分表示が「塩化ナトリウム」としか表示してないものは避けるべきです。
これは、化学的に精製した塩だからです。
天然由来の塩には、多いもので十数種類のミネラルが含まれています。
このミネラルは、栄養であるだけではなく、うま味の成分ともなっています。
単なる塩化ナトリウムは、しょっぱいだけですが、さまざまなミネラルを含んだ塩をなめると、独特のうま味を感じます。
そのため、塩を選ぶ際には、海水をそのまま塩にしたようなもの、成分表にミネラル成分の表記があり、塩化ナトリウム以外のマグネシウムやカリウムなどのミネラルも豊富に含まれているものを選ぶことです。
す:酢
酢は、その原材料によって種類がさまざまありますが、米酢の場合は、原材料は米だけです。
黒酢の原材料は、玄米だけの「純米黒酢」で、他の酢にしても、原材料は「米」一つです。
原材料は一つだけなので、醸造用糖質や醸造用アルコール、砂糖などが原材料に入っているものは選択しないということです。
せ:しょうゆ(せうゆ)
しょうゆの原材料は、大豆・塩・小麦が基本です。
天然醸造(てんねんじょうぞう)のもので、原材料に余分な材料が入っていないものです。
天然醸造というのは、一年以上熟成に時間をかけて自然熟成させる方法のことです。
速醸という人工的に成熟させる方法の場合は、3週間〜3ヶ月で製品化されます。
また、本醸造と表示してあるものもありますが、本醸造という言葉は定義があいまいなため、本物らしく見せるために使われている場合があるので注意が必要です。
成分表示で簡単に確認することができます。
3つの原材料(大豆・塩・小麦)以外のものが含まれている場合は、使用しないほうがよいです。
そ:味噌(みそ)
味噌には、米味噌・麦味噌・豆味噌などがありますが、ここでは一般的な「米味噌」について解説していきます。
味噌の原材料は、米麹・大豆・塩だけです。
それ以外の原材料が表示されているものは避けたほうがよさそうです。
白味噌や赤味噌の違いは、大豆の処理の仕方や麹の種類、成熟期間の違いによるもので、基本的な原材料は同じです。
やはり、しょうゆと同じように、天然醸造のものを選ぶことがポイントになります。
味噌やしょうゆ、あるいは梅干しなどで減塩を謳った商品をよく見かけますが、ほとんどのものは塩を減らすかわりに、防腐剤や添加物が加えられているのでオススメできません(ノД`)
味噌が悪い状態にならないのは、塩分濃度のおかげで、塩が防腐剤代わりになっているからなのです。