読者のみなさんは、夜遅くに、おせんべいやクッキーなど固いものをガリガリと噛んで食べたくなる、そんな経験はありませんか?
実は、このガリガリ噛んで食べたくなる欲求には、理由があります。
今回は、夜遅くに「ガリガリ喰い」をしてしまう理由について、解説していきます٩( ᐛ )و
ガリガリ喰いの原因は「セロトニン」にある
噛むことによって、私たちの脳では、神経伝達物質の一つ『セロトニン』の分泌を促しています。
『セロトニン』は、脳を目覚めさせる役割を持っていて、脳が急な変化にびっくりしないように、ゆるやかに覚醒させています。
直接、脳を覚醒させるのではなく、脳を眠らせる神経活動を抑制することで覚醒を維持しています。
また、気分が安定したり、相手にたいして親密な気持ちになったりする作用も『セロトニン』にはあります。
夜中になって脳が眠るには、この『セロトニン』が減って、脳を眠らせる神経活動の抑制を解除することが必要です。
これが速やかになされれば、夜中の「ガリガリ喰い」はなくなりますが、ここでちょっとした抵抗が生じます。
眠ろうとしているのに、なんだかもったいない感じがしたり、眠気をやり過ごしたら、まったく眠くなくなった、こんな経験はありませんか?
脳は、睡眠と覚醒を切り替えるため複数の仕組みを使っているので、タイミングがずれると切り替えが速やかにいかなくなるのです。
タイミングがずれて『セロトニン』が減らずに残ってしまった結果、私たちは生体リズムによってさらに『セロトニン』を増やしたくなり、おせんべいやクッキーをガリガリ食べさせられているのですf^_^;