「もし、読者のみなさんの中で、マーガリンを冷蔵庫に常備していたら、今すぐ捨てたほうがいいです。
なぜなら、心臓病や糖尿病といった現代病の原因となる最悪の油だからです!」
これが『トランス脂肪酸』です。
トランス脂肪酸は、ほとんどが加工や加熱など人工的に手を加えたときに生じます。
多量に摂り続けると、動脈硬化や排卵障害などのリスクを高める、『悪玉コレステロール(LDL)』を増やして、心臓病を誘発するなど、さまざまな悪い働きを促します。
毎日の食事でトランス脂肪酸が、カラダの中に入ると、カラダはトランス脂肪酸を分解・代謝しようとするため、大量のミネラルとビタミンを消費します。
また、老化やがんの原因になる活性酸素をたくさんつくったり、他の重要な脂肪酸の機能をさまたげるなど、カラダにいいことは一つもありません。
代謝ができず、そのまま内臓脂肪として蓄積され、太りやすい体質にもなります(ノД`)
今回は、そんなトランス脂肪酸について、解説していきます٩( ᐛ )و
細胞膜に影響を及ぼすトランス脂肪酸
中でも怖いのは、トランス脂肪酸が、細胞膜に直接、悪影響を及ぼすということです。
細胞膜の構造や働きが弱くなってしまうのはもちろん、細胞に必要なものが流出してしまったり、逆に有害物質が侵入しやすくなってしまいます。
これが全身の細胞で起こることと考えれば、健康でいられるはずがありません!!
それだけでなく、トランス脂肪酸は細胞膜の構造を不安定にするため、インスリン分泌がうまくいかないようになり、血糖値を下げることができず、結果、糖尿病も引き起こします。
最近は、妊娠糖尿病も年々増えていますので、胎児のためにも、食事でのトランス脂肪酸に気をつけたほうがいいですねf^_^;
また、トランス脂肪酸は、脳にも非常に有害です。
脳の活動に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)などを引き起こす大要因になるという論文もあります。
脳と油は、密接なつながりがあり、脳の60%は脂質で構成されているのです。
2015年、アメリカでは、あまりに危険なため、アメリカのFDA(食品医薬品局)が、食品に含まれるトランス脂肪酸を3年以内にすべて禁止する処置に踏み切ったほどです。
一方、日本では、比較的トランス脂肪酸の摂取量が少ないとして、いまだ野放し状態にしているのが現状です。
日本で、がんや心臓病が増えていることと、トランス脂肪酸が規制されていないこととは決して無関係ではないのでは?と僕自身は思います。
今回はここまで!!次回この続きを書きますので、お楽しみに(*^ω^*)