トレーニングの三大要素は、『強度・量・頻度』になります。
その中で、もっとも誤解されているのが、「頻度」です。
実は、筋トレは毎日やればいいというものではなく、二日に一回もしくは、三日に一回がベストだということです。
今回は、筋トレの頻度について、解説していきます٩( ᐛ )و
タンパク質合成の増大は、筋トレ後48〜72時間
十年ほど前から、アメリカで筋肉のタンパク質合成がどのように進むかを、実際に人間のカラダを使って、測る実験が進行しています。
自然界にあるアミノ酸と区別できるように、ラベルをつけたアミノ酸をあらかじめ血中に摂取させておき、その状態で筋トレをし、筋トレ直後からの筋肉にできた腫れを外科的に手術してサンプリングし、調べるという実験内容になります。
その結果、タンパク質合成の増大は、筋トレをした後、48〜72時間も高い状態のまま続いているということがわかったのです。
つまり、一回のトレーニングで筋肉が合成方向に刺激を受けている時間は、二日から三日にも及ぶということになります。
この間は、傷ついた筋肉が修復されている期間になります。
そのため、この期間中に筋トレをすると、確実に筋力は下がってしまいます(ノД`)
ウェイトリフティングの選手は、大事な試合の直前に筋トレをしたりすることはありません。
必ず中三日以上は、完全に筋肉を休める休養期間、回復期間にあてます。
筋トレ頻度による回復期の大事さ
筋トレによる実際の実験で、一週間に一回の筋トレ、二回の筋トレ、三回の筋トレで効果を比較したところ、一週間に二回がもっとも効果が高く、週三回は、二回とほぼ変わらなく、一回は芳しい効果が得られませんでしたという結果になりました。
このことから、一定の負荷をかけた筋トレ一回の刺激は、丸二日から三日続くので、その刺激が消えたときに、また刺激をきちんと加えるというのがベストになります(*^ω^*)
タンパク質の合成からいっても、一週間に二回、ないしは三回がちょうどいい頻度なのです。
また、筋肉が強くなるのも、太くなるのも、筋トレ後の回復期しだいです。
回復期があって、はじめて鍛えたことになり、筋力が上がり、筋肉量も増えるのです(^∇^)
くれぐれも毎日のトレーニングには、注意してくださいね!