レプチンは、なぜ謝って分泌されることがあるのでしょうか。
この答えには、私たちに備わった生命維持の機能が関係しています。
眠いのに夜遅くまで起きているのは、脳にとってかなり過酷な状況なのです。
疲れる作業をしたわけでなくても、脳は起きている時間が長いだけでエネルギーを消費します。
今回は、脳の勘違いこそが食欲増進につながるについて、解説していきます٩( ᐛ )و
エネルギー不足による脳の勘違いについて
脳はエネルギーを失うと、“エネルギーが使われた、レプチンが体脂肪を燃やすように働きかけて、体脂肪が燃えて減ってきた”と独自の判断をします。
その結果、食欲を抑えていたレプチンを体内から減らします。
また、食欲が解放されるので、結果としてむやみに、お菓子などを食べたくなるのです。
この脳の判断は、大きな勘違いで、レプチンから送られた体脂肪情報に基づいていない、ただの独断なのです。
夜中に食べると、ダイレクトに中性脂肪へ!
脳の勘違いのせいで食欲がわき、夜中に食べてしまうと、その後はどうなるかというと、実際には、体脂肪は減っていないわけですから、食べた分だけ糖質や脂質は過剰摂取になってしまいます。
すると、脳はもう一つ、次のような勘違いを起こします。
“体脂肪を使っていないのに、余分に補充したということは、もしかしたら明日は食料にありつけいないのかもしれない…それならば、長くゆっくり燃やしてエネルギーになる中性脂肪を増やして蓄えておこう”と判断します。
その結果、食べものは、中性脂肪としてしっかりと蓄えられます。
実際は、夜ふかしをしただけなのに、脳は簡単に勘違いをしてしまうのです。
これが、もともと人間に備わった生命維持機能です。
夜中に食べた原因は、脳の勘違いですが、脳に勘違いをさせたのは、自分自身の夜ふかしです。
そして、そのせいで太るという不利益をこうむったのも自分自身で、解決策は次の2つになります。
①不要な夜ふかしを避けること
②夜ふかしをするときに食べないですむ準備をしておくこと
②の食べないですむ準備とは、具体的にどんなことをすればいいのか?
次回で解説していきますので、お楽しみに!!