前回の続きになります。
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薬は体内の酵素を奪う
血圧にしても、血糖値にしても、数値を基準値に近づけることだけを目的とするのであれば、即効性が高い薬は、頼もしい味方であるといえます。
薬は、運動もせず、食事を変えず、決められた分量を決められた時間に忘れずに飲みさえすれば、基準値に近づいていくのですから、便利なものです。
しかし、どんなに便利でも、薬というものは、飲み続けるべきではないのです。
その理由は、『酵素』にあります。
薬を飲むと、同時に体内にある酵素が奪われてしまいます。
酵素には、食べものを消化する、アルコールを分解する、血液をつくる、皮膚をつくるといった、私たちの体内に生物としての活動を営むことができるのは、酵素のおかげなのです。
異物である薬を解毒するためにたくさんの酵素を必要とします。
その結果、大切な酵素を大量消費してしまうのです。
薬のような抗生物質は、腸内細菌の善玉菌を死滅させ、腸内は腐敗菌だらけにしてしまいます。
ちなみに、腸の腐敗は、あらゆる病気を引き起こす原因となります。
特に、体内酵素の働きを悪くするのが西洋薬です。
西洋薬である抗生剤は、細菌の膜の酵素を阻害することによって、細菌を死滅させます。
こういった薬は、細菌のうちの悪玉菌だけを死滅させるならよいですが、少なからず善玉菌にも影響していきます。
特定の症状を改善することには、プラスに作用しても、長期にわたって服用していれば、私たちのカラダに必ずといっていいほど、マイナス作用も及ぼすことになります。
薬との正しいお付き合いの仕方
ここまで、薬を飲むことのデメリットについて解説してきましたが、僕は、薬を全面的に否定するつもりはありません!!
薬は本当に必要な存在です。
喘息発作が出て、呼吸困難に陥っているのに、薬を服用しないのはどうかと思います。
また、交通事故で怪我をして、血が出ている人にたいしては、止血剤や抗生剤を早く使用して、命を救うべきだと考えます。
僕が危惧しているのは、薬のメリットがフォーカスされすぎていて、多くの人が簡単に薬に頼ることで、薬で健康を守れると錯覚していることです。
薬は、火事が起きたときに呼ぶ消防車、消防士のようなものです。
火消しもするし、応急処置もしてくれます。
そのため、命にかかわるときや、緊急性の高いときに使うものであり、日常的には使うものではないということです。
もし、何かしら薬を今も飲み続けていたら、ぜひ自問してみてください。
クスリを反対から読めば、「リスク」です。
つまり、飲み続けることはリスクが高いということです。
薬は、私たち自身の空腹からはじまる天然のものを活用してみてください。