筋トレは、週に何回行うのが効率的なのか、筋トレを行う人なら何度か考えたことがあるのではないでしょうか?
トレーナーによっては、週2〜3回が筋肉を増やすのに、一番効率がいいというアドバイスをすることが多いかと思います。
その理由は、筋肉には、疲労回復の期間が48時間〜72時間必要だからです。
しかし、トレーニング頻度は、さまざまな状況によって設定されます。
今回は、トレーニング頻度の考え方について、解説していきます٩( ᐛ )و
筋トレスケジュールの立て方
筋肉が大きくなる決め手となるのは、『総負荷量』であることは、前回の記事に書きました。
前回の記事を、まだ読んでいないという人は、こちらから!!
ちなみに、総負荷量の求め方は、「トレーニング強度×重量×回数×セット数」になります。
では、週単位の総負荷量も、筋肉を大きくする効果に影響するのでしょうか?
この疑問を、2018年にアメリカのオクラホマ州立大学で、次のような実験を行い、一つの答えを導き出しています(*^ω^*)
トレーニング経験者を集めて、二つのグループに分け、BIG3(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)を行ってもらいました。
Aグループは週3回、Bグループは週6回の頻度で筋トレを行います。
ただし、両グループともに週単位の総負荷量は、同じに設定しています。
【Aグループ】10kg×10回×2セット×週3回=600kg(総負荷量)
【Bグループ】10kg×10回×1セット×週6回=600kg(総負荷量)
この設定を6週間継続してもらい、トレーニング前後の筋肉量を計測した結果、両グループに属した被験者の筋肉量の増加に、ほとんど差がなかったことがわかりました。
このことから、筋肉を大きくするのに、筋トレを週に何回行うかが決め手ではなく、週単位の総負荷量で決まることが明らかになっています。
多くの人が、仕事などで日々忙しく過ごすなかで筋トレに勤しんでいるかと思います。
週に何回筋トレを行うかではなく、週単位の総負荷量を決めて、トレーニングスケジュールを立てることが得策ですねd(^_^o)