読者のみなさんは、熱が出たら薬を飲んで治せばいいとお考えではないでしょうか?
確かに薬を服用すれば、熱も下がり、症状は和らぐでしょう。
しかし、熱が出たらすぐに薬を飲むことは、カラダにとって本当に必要でしょうか、いま一度考えてみましょう。
今回は、熱が出たら自分を応援しようについて、解説していきます٩( ᐛ )و
乳児によくある発熱の意味
赤ちゃんはよく熱を出しますが、生まれてすぐの赤ちゃんは、なかなか熱を出すことはありません。
これは、母親のお腹の中にいるときにもらっていた抵抗力が強いからです。
しかし、生後6ヶ月をすぎると、抵抗力が弱まってくるので、まわりのウイルスや病原菌と戦うために熱を上げて、抵抗力を強くするということで発熱を起こすようになります。
それを無理やり下げると、逆に抵抗力を落とすこともあります。
体温が○○℃だから!ということで、解熱剤などで下げる必要は、まったくないということです。
食事・睡眠がしっかり取れていれば、少し冷やす程度で様子を見てもいいかと思います。
熱が出たときは、赤ちゃん自身で治すことで免疫力が上がっていきます。
ただ、生まれて間もない、2〜3ヶ月未満の赤ちゃんが発熱する場合は、より強いウイルス・菌による感染の可能性がありますので、早めに医療機関に受診をする必要があります。
発熱によって白血球がウイルスを攻撃する
血液の中の『白血球』という細胞は、ウイルスを食べる力も持っていますが、発熱物質(サイトカイン)をつくります。
それが血液の流れに乗って脳に届くと、脳は全身の細胞に蓄えたエネルギーを熱にかえなさい!という命令を出します。
こうして熱が出てきて体内酵素の活性にもつながるのです。
多くのウイルスは、熱に弱いため、体温が上がると数が増えるのが止まったり、数を減らしたりします。
このカラダの仕組みにより、熱が下がっていくのです。
つまり、風邪のウイルスがカラダに入ってくると、人間のカラダは熱を出したり、鼻水や咳を出して排除しようとします。
カラダの酵素を活性させて汗を出し、治療に導こうとしてくれるのです(*^ω^*)
ですから、熱が出たら静かに寝ていることが一番です!!
その行為こそが、ウイルスと必死に戦っている、自分のカラダを応援することになります。
したがって、薬を飲むことは、むしろカラダに余計な負担をかけていることになります。
大切なのは、風邪をひかないカラダを根本からつくる、体内の免疫系細胞が約70%も集まっている「腸」を整えることです。
汗を出すことで脱水症状にならないように、水分を摂ることはもちろん、何か口に入れたい場合は、体内酵素を活性化してくれる大根おろしなどを少量食べる程度にすると効果的です。
ぜひ参考までにd(^_^o)