分子栄養ファスティングを複数回やったとしても、なかなか改善されない不調があるとしたら、口の中の金属『アマルガム』が原因かもしれません。
寝起きがスッキリしない、朝から疲労感や倦怠感がある、フケがたくさん出るなど、ファスティングをやってきているのに、こういった症状があるようでしたら、疑ってみることです。
実際に、分子整合栄養医のすすめで、アマルガム除去を行った知人が、アマルガム除去を行った翌朝から日ごとに、快適さが増したという話を聞いています。
今回は、ファスティング後も不調が改善されない場合は「口内の重金属」が原因かも!?について、解説していきます٩( ᐛ )و
「アマルガム」と呼ばれる口内の金属
アマルガムとは、歯科用水銀アマルガムの略で、主に虫歯治療の際に使われる材料のことを指します。
健康保険の適用材料として国に認定されており、1970年代に虫歯治療をした人に多く使用されていましたが、現在では、使用されることはほとんどなくなりました。
現在でおおよそ40歳以上の人が口の中で使われている計算になります。
アマルガムは、約50%の水銀を含む金属で、他は銀・銅・亜鉛などでできています。
水銀は、常温で液体になる唯一の金属で、湿気中では表面が徐々に酸化される性質のため、常に温かく湿り気がある口内では、当然アマルガムは劣化、唾液が電解液として作用し、腐食していきます(ノД`)
また、アマルガムは、食べものを食べるときの噛む動作や、歯磨きなどの摩擦だけでも水銀を含んだ蒸気が発生するともいわれています。
長い間にアマルガムが劣化し、腐食したアマルガムや水銀の蒸気を体内に流し込み続けると、肺から血中に入り込み、肝臓・腎臓・脳などに蓄積されていくことになります。
アマルガムはどんな影響があるのか
水銀は、神経毒性の強い金属です。
頭痛、肩こり、腰痛、膝の痛み、不眠、イライラ、めまい、アレルギー、原因不明の痛みなどは、口の中のアマルガムが原因の可能性もあります。
また、イオン化した水銀が体内に入り、タンパク質と結合すると、過剰反応が引き起こされ、金属アレルギーを引き起こすことがあります。
アトピー性皮膚炎のような皮膚の炎症や、手のひらや足裏などにできる水泡状の湿疹が繰り返し現れたりします。
重金属の内臓蓄積により、ホルモンバランスが乱れ、結果として、免疫力の低下が起こります。
また、カラダに蓄積された重金属は活性酸素を発生させるので、細胞にダメージを与え、細胞老化も進行します。
アマルガムの除去で症状が改善したケースが歯科では数多くあります。
ファスティングでデトックスをしても改善されないような不調がある場合は、口の中の重金属『アマルガム』を疑ってみること、除去を検討することも必要かもしれませんf^_^;
胎児・乳児への影響について
妊婦の場合、水銀が胎盤を通して胎児に届いてしまったり、母乳から出て行く恐れもあるといわれています。
胎児・乳児は、大人よりもその影響を受けやすく、海外では非常に問題視されています。
1998年4月、イギリスでは、厚生省が妊婦にアマルガムの詰めものをしないように警告を発しました。
医療先進国であるスウェーデンでも、1987年に政府が同様の発表をしています。
このようなことからも、アマルガムのある女性が妊活しようとしたとき、それを除去するところからが本当の妊活スタートなのかもしれません。
「妊婦は、メカジキやキンメダイなどの魚を食べすぎないように」という厚生労働省の発表が以前にあったことからも、母親を通じて、水銀が胎児に悪い影響を与えてしまうことがわかっています。
水銀の影響で「不妊症」になりやすいという報告もあります。