動物性タンパク質の中でも、特に肉に関しては、賛否両論あり、結論をいいますと、食べすぎず、安全で良質な肉を選ぶことをオススメします。
食品添加物がたくさん使用されているようなベーコン、ハム、ソーセージなどの肉の加工品は避けることです。
牛や豚、鶏の良質な動物性タンパク質として共通していえることは、次の三つになります。
①放し飼い、もしくはそれに近い環境での飼育
②抗生物質などの薬剤フリー・遺伝子組換えフリー・残留農薬フリーのエサであること
③植物性のエサを食べさせていること
放し飼いにより動きまわることで、筋肉もつくため、歯ごたえがよく、それぞれの肉本来の味になります(*^ω^*)
牛肉は、牧草のみ飼育された肉の「グラスフェッド」の赤身肉で、ブランド豚や銘柄豚と呼ばれている豚は、飼育環境やエサに関する情報が記載されているものを選択しましょう。
鶏肉は「地鶏」で、比内地鶏や名古屋コーチンなどがいいです。
鶏卵は、平飼いや放し飼いでも有精卵で、温めれば孵化(ふか)することから、完全食に近いくらい栄養素が詰まっているものがベストです。
魚は、やはり養殖よりは自然に育ったものがいいです。
養殖は、病気予防のために水産用ワクチンを、病気治療のために抗生物質、合成抗菌剤などをエサに混ぜています。
もちろん、国の認可で使用しているので問題はないのですが、選べるのであれば、それらのない自然育ちのものを選んだ方がいいです。
ただし、天然魚でも、海の中で食物連鎖の上位にいるマグロなどの大型魚は、生物濃縮によって高濃度の水銀が蓄積されている可能性が高いため、食べる際は気をつける必要があります。
今回は、動物性タンパク質と上手に付き合おう(前半)について、解説していきます٩( ᐛ )و
肉を食べすぎるから病気になる!?その①
タンパク質がカラダにとって不可欠な栄養素であることは、間違いありません。
タンパク質でも、特に現代人の肉の過剰摂取による弊害が指摘されています。
その代表的なものが、肝臓と腎臓への負担です。
窒素を含んでいるタンパク質は、代謝のプロセスで『アンモニア』を発生させます。
アンモニアは、毒性が強いため、肝臓はこれを毒性の低い尿素に変えますが、大きな負担にもなっています。
尿素は、血液に入って腎臓に送られ、濾過(ろか)されて尿として排泄されるわけですが、この濾過作業が腎臓に負担をかけているのです。
このように、肉を食べすぎれば、肝臓にも腎臓にも大きな負担を強いることになります。
腎臓が悲鳴をあげて、尿素の濾過がうまくいかなくなると、尿酸が蓄積され、高尿酸血症、さらに痛風にもつながりかねません(ノД`)
今回はここまで!!次回もお楽しみに(^∇^)