ベッドの上で寝転んだはいいですが、スマホをいじったり、寝ながらお菓子を食べるのが日課という人も少なくありません。
どうして、そんな行動をするようになるのかというと、映画やドラマでそんなシーンを観たことが影響しているのです。
つまり、脳は、他人の行動を見るとそれと同じ行動を脳内で再現します。
この働きによって、無意識のうちに見た行動が「あり」の行動になり、望まなくても自然に同じ行動をとるようになります。
今回は、そんな日課をなくすため、ベッドでは「眠る」以外のことをしないについて、解説していきます٩( ᐛ )و
フィードフォワードの仕組みが睡眠の質を落とす
フィードフォワードの仕組みをここで解説していきます。
フィードフォワードとは、ぐんぐん成長するために、過去の記憶に基づいて、「きっとこんな行動をしたらこうなるだろう」と予測して、新しい行動を企画する仕組みのことを指します。
そのため、ベッドで食事を摂れば、脳はそのベッドを「食べる場所」だと記憶して、次にベッドに向かう前から、食べることに関する過去の記憶や食べるときのカラダの動きを準備して臨みます。
こうなってしまうと、睡眠の質が落ちるのは当然のことです(ノД`)
この行動は、脳に誤って学習させたことが原因になります。
脳は、学習したとおりに実行しているだけなので、改めて学習し直して上書きしていきましょう。
「場所」と「行動」を切り離して考える
まずは、食べることを無理やり我慢せずに、「場所」と「行動」を切り離すのです。
「ベッドの上では食べない」と決めて、「ベッド」と「食べる」という記憶を切り離します。
それができたら、次は「夜に食べる場所」を限定してみましょう。
キッチンでも、ダイニングでもいいので、就寝前に食べるのであればこの場所で、と決めます。
このとき、できれば立って食べるよりは、座って食べられる場所を選択しましょう。
スマホを片手に持って食べるよりは、食べることだけに集中した方がいいです。
そうすることで、脳に、その場所は何をする場所なのかをわかりやすくしてあげることが大事になります。
これができれば、その場所以外で食べたいという欲求は、起こりにくくなっていきます。
また、食べるには、わざわざその場所に行かなければならなくなるので、「食べる」という行動自体も自然と減っていきます(*^ω^*)