ダイエットの原理は、摂取カロリーと消費カロリーの“足し算、引き算”によって、体重をコントロールしていくのが基本ですが、このときに摂取カロリー、つまり、食事制限はどのくらい減らすべきなのかというのが、問題となります。
今回は、そんな食事制限の量について、解説していきます٩( ᐛ )و
あなたは、メタボリックシンドローム?あるいは、その予備軍?
結論から言いますと、これから紹介する食事制限の提案は、メタボリックシンドロームである、またはその予備軍である人向けになります。
それでは、まずメタボリックシンドローム、またはその予備軍であるかどうかをチェックしていきましょう(*^ω^*)
ウエストまわり:男性85cm以上、女性90cm以上
血中脂質:トリグリセリド値 150mg/dL 以上、HDLコレステロール値 40mg/dL 未満のいずれか、または両方
血 圧:最高血圧 130mmHg 以上、最低血圧 85mmHg 以上
血 糖:空腹時血糖 110mg/dL 以上
上記のうち、2つ以上に該当で、メタボリックシンドローム、1つのみ該当で、メタボリックシンドローム予備軍
あなたは、いくつ当てはまりましたでしょうか?
一つでも当てはまったという人は、この記事の食事制限を参考にしてみてください。
一日の摂取カロリーから500kcal減らすことを提案
辛いとは思いますが、摂取エネルギーを一日500kcal減にすることを提案します。
カットするエネルギー量が大きい方が、目標がはっきりしていますので、頑張れると思います。
ここでポイントとなるのは、十分に自分自身でコントロールできることと、ダイエットをしているという意識を強く持つことです!!
一日マイナス500kcalをある程度、続けることができれば、大変な効果が期待できます。
実際にメタボリックシンドローム予備軍の人を対象に、管理栄養士の指導の下、二ヶ月間一日マイナス500kcalの摂取制限をしてもらうという実験がありました。
その結果、中には二ヶ月で10kg近く体重が減ったという人もいましたが、全体でも平均5kg減ったという結果となっています。
10日で5,000kcal、一ヶ月で15,000kcalですから、効果は抜群ですよねd(^_^o)
実際に減った内訳は、脂肪だけでなく水分もあったり、糖質であったりもしますが、メタボリックシンドロームの各症状自体も大きく改善されました。
内臓脂肪は、半分くらいに落ち、血圧値も、血糖値も改善されました。
メタボリックシンドローム、またはその予備軍という人で、短期的に健康状態にもっていきたいなどという理由がある場合、まずは先程紹介しました実験内容のような食事制限をすることをオススメします。
実行しやすいですし、500kcal減は不可能な数字ではありません。
しかし、どうしてもお腹が空いて寝られないときは、低カロリーで噛みごたえのある食品を食べることをオススメします。
例えば、低カロリーのビスケットやスルメイカなどがいいですね。
そうしたものをうまく利用しながらストレスと向き合い、なんとかしのぐわけですが、一ヶ月、二ヶ月と続ければ、確実に効果は現れます。
カラダの状態は、ダイエットする前より格段によくなりますが、実は、ここで一つ大きな壁にぶち当たることになります。
次回は、大きな壁について解説していきますので、お楽しみに!!