読者のみなさんは、『糖質制限』という言葉を聞いたことはありませんか?
ここで紹介する『糖質制限』は、近年話題を集めている健康法・ダイエット法で、「ご飯やパン、イモ類、果物など、炭水化物に含まれる糖質の摂取量を一日130g以下に抑える」というものです。
因みに、炭水化物を断つと、カラダはエネルギー不足に陥り、蓄えた中性脂肪を分解してエネルギーに変えます。
そのため、比較的簡単に体重を落とすことできます。
今回は、そんな近年話題を集めている『糖質制限』について、解説していきます٩( ᐛ )و
近年の糖質制限について
糖質制限は、もともと小児の難治性てんかんに有効であると欧米で普及された治療法でしたが、「血糖値が改善する」「体重が減る」とのことで、ダイエット目的に人気を集めはじめたという経緯があります。
しかし、最近は、糖質制限の危険性やデメリットも取りざたされていますf^_^;
まず、糖質制限をすると、脂肪だけでなく、筋肉の量まで減ってしまいます(ノД`)
成人の方の場合、一日170gの糖質量が必要といわれていますが、糖質制限は、一日130g以下に抑えなくてはならないため、糖質を一日130g以下に制限してしまうと、カラダは脂肪やタンパク質を構成しているアミノ酸を糖に作り替え、エネルギーにしようとするのです。
その結果、筋肉量が減ってしまうのです。
そのため、高齢の方には、絶対にオススメできません!!
また、糖質制限を行った結果、かえってカラダを壊してしまったり、病気になってしまったりする人もいます。
糖質制限においては、カロリーは脂質やタンパク質などによって摂ることになり、基本的には「糖質以外の制限はない」とされています。
そのため、人によっては、「糖質さえ食べなければいい」とばかりに解釈し、肉類や油を使った料理を過剰なまでに食べてしまう人がいます。
すると、今度は血管に悪玉コレステロールなどの脂質がたまり、それによって血管が狭くなり、脳梗塞や心筋梗塞が起こるおそれがあるのです。
なお糖質制限は、アメリカの糖尿病学会では治療法として認められていますが、日本の糖尿病学会では認められていません。
つまり、糖尿病をはじめとする生活習慣病を防ぐには、やはり運動習慣は、必要であるという結論に至ります。