読者のみなさんは、無意識のうちに脳が眠気に慣れてしまったという経験や悩みはありませんか?
実は、また元のように眠気を感じられる状態に戻すことができるのです。
睡眠に関係する生体リズムのメリハリを強化して、夜に眠くなる脳をつくり直しましょう!!
自分がもっとも高い感受性を持った生体リズムを強化すれば、効率よく夜に眠い脳をつくることができます。
今回は、生体リズムの3タイプから夜に眠くなる脳をつくろうについて、解説していきます٩( ᐛ )و
メラトニンリズムタイプ
このタイプの感受性が高い人は、網膜の細胞が多く、光にたいして強く影響を受ける人です。
例えば、日当たりの悪い部屋に引っ越したら、夜ふかし傾向になったり、夜に寝つきが悪くなってしまったりします。
また、くもりの日が多い梅雨の時期や日の出が遅い冬の時期には、朝からぼんやりしてしまうことが多いです。
そんな傾向がありましたら、自分は光にたいして影響を受けやすいのだ、と考えてみるといいと思います。
朝はベランダに出て脳に強い光を届けて、夜は就寝3時間前から暗い部屋をつくるようにしてみましょう。
睡眠・覚醒リズムタイプ
このタイプの感受性が高い人は、睡眠物質の影響を受けやすい人です。
私たちは、目覚めると脳脊髄液の中に『プロスタグランディンD2』という睡眠物質がたまっていきます。
これが充満するほど、その後は深く眠れます。
ちなみに、この仕組みのことを「睡眠圧」と呼び、睡眠圧は、石を飛ばすパチンコのゴムをイメージすると理解しやすいです。
起きている時間に“ギューッと”ゴムを引っ張って、眠る前に放すとぐっすり眠れる、という仕組みです。
ところが、この仕組みを誤って使ってしまうことがあります。
それが、就寝前の「うとうと」です。
ソファに座ってテレビを観ていたら、「うとうと」としてしまう。
すると、一日を使って高めた睡眠圧は、ここですべて使い切ってしまうので、このあと眠り直そうとしても、なかなか眠気がこなくなってしまいます。
このような経験をよくする方は、自分は起きている時間帯と眠っている時間帯を明確にすることが役立つタイプと考えてみましょう。
睡眠のコアタイムを意識的に伸ばすことで、昼間はスッキリ眠気がなく、夜にまとめてぐっすり眠るリズムがつくられます。
深部体温リズムタイプ
このタイプの感受性が高い人は、運動量と睡眠の質に関係があります。
深部体温は、高くなればカラダがよく動き、低くなれば眠くなるという生体リズムです。
休日にだるいからといって、横になってカラダを動かさずにいると、夜になってもそれほど強い眠気がこない、あるいは、旅行などで一日中歩いたときには、夜になったらパタッと眠ってしまった。
このような経験がありましたら、自分は筋肉量を増やすほど睡眠の質が向上するタイプだと考えてみましょう。
起床11時間後あたりには、できるだけカラダを動かすと、深部体温のリズムを強化することができます。
筋肉が熱を産生するので、筋トレをすることで夜の眠気に結びつきやすいのでオススメです。
いかがでしょうか?
どれも当てはまる気がするという場合も、どれもピンとこないという場合もあると思います。
ただ、実行してみて心地がよいと感じられるものは、継続することができるかと思いますので、無理にがんばらないとできないことは避けて、もっともやりやすそうなことから生活に取り入れていきましょうd(^_^o)