前回の記事で紹介しましたBさん(30代女性・美容関係)に計画的に仮眠をしてもらうように提案しました。
実は、昼間に仮眠をすると、『プロスタグランディンD2』は分解されるので、カフェインのように夜間の睡眠を阻害することなく、昼間の眠気を解消することにつながるのです。
今回は、忙しい人ほど仮眠をするべし、4つのルールについて、解説していきます٩( ᐛ )و
ルール①:眠くなる前に目を閉じるべし
会議中に眠くなって、眠気を我慢したあげくに「うとうと」眠ってしまったという経験はありませんか?
このような「うとうと」から目覚めても、また「うとうと」とすることを繰り返してしまいます。
この現象を『睡眠慣性』といいます。
睡眠も急に止まることができないので、睡眠慣性を防ぐには、眠くなる前に目を閉じなければなりません。
計画的な仮眠をとる場合、ムリに眠る必要はありません。
目を閉じると脳波は、アルファ波という波になり、覚醒レベルは低下していきます。
ルール②:目を閉じる時間の長さを30分以内とするべし
目を閉じる時間は、1〜30分までで、1〜5分程度でも頭がスッキリしたという感覚をつくることは可能です。
6〜15分、目を閉じると睡眠物質であるプロスタグランディンD2が分解されるので、目を閉じた後の作業効率が上がることが確認されています。
ルール③:座ったまま頭を固定して目を閉じるべし
脳は、重力にたいして縦になっていると深い睡眠には入りません。
深い睡眠は、夜にとっておかなければならないので、昼に目を閉じるときには、横にならないことが大切です。
ルール④:起きる時間を3回唱える
「5分後に起きる」と3回唱えて目を閉じると、5分が経つ少し前に心拍数が上がり、起きる準備が行われます。
目を閉じるときには、なんとなく眠ってしまうことを避けて、1分でも30分でもいいので、必ずゴールを設定することが重要です。
いかがだったでしょうか?
この4つのルールを守っていただき、カフェインの摂取をやめたBさんは、夜に深く眠れるようになり、体重も減ったそうです。
眠気対策として、その場しのぎでカフェインを摂取するのではなく、長期的な視点で脳の働きを確実に高める「計画仮眠」をマスターして、ダイエット効果だけでなく生産性も向上するので、大変オススメですd(^_^o)