食べる量が多いと、消化するのに時間とエネルギーが必要となりますので、どうしても胃腸や肝臓などに負担がかかってしまいます。
特に夜、食べすぎてしまうと、本来休まなければならない内臓が、寝ている間も働かなければならなくなり、その結果、睡眠の質が落ちてしまいます。
また、食べすぎは、体内の活性酸素を増やすことがわかっています。
今回は、食べすぎは、DNAや細胞レベルまで影響するについて、解説していきます٩( ᐛ )و
DNAや細胞をも傷つける「活性酸素」とは!?
前置きでも出ました活性酸素には、「ものを酸化させる(錆びさせる)力」があり、それによって、体内に侵入してきたウイルスや異物などを殺菌・排除する働きをしてくれます。
その一方で、活性酸素の攻撃によって、身内(体内のDNAや細胞)をも傷つけてしまうのです(ノД`)
活性酸素が増える原因には、ストレスや紫外線、ウイルスや細菌、毒物などの体内への侵入、過剰な運動など、さまざまなものがありますが、食べすぎもその一つだといわれています。
そして、活性酸素が必要以上に増えると、細胞が酸化されたり傷つけられたりするため、細胞の老化が進行し、肌のシワやシミの原因となったり、細胞に障害が生じ、最悪がんなどの病気が引き起こされたりする可能性があるのです。
ご飯や肉の食べすぎが、あなたの命を脅かす
ここからは、活性酸素の話とは視点を変えますが、食べすぎによって、血液中の栄養分が過剰になり、血液や血管の状態も悪くなっていくことについて、解説していきます٩( ᐛ )و
「食べすぎる人」のほとんどは、ご飯や麺類、パン、甘いものなど、「糖質」の多いものや、肉、油など、「脂質」の多いものを摂りすぎています。
そして、糖質や脂質を過剰に摂れば、血液中の中性脂肪や、『悪玉コレステロール』と呼ばれるLDLコレステロールが増え、それらは血管壁に付着します。
中性脂肪やLDLコレステロールが血管に付着すれば、それだけ血管は狭くなっていきます。
その結果、血液の流れが悪くなり、
①栄養がカラダの隅々まで行き渡らなくなったり、老廃物がきちんと排出されなくなったりするため、疲労や冷え、肌荒れなどが起こりやすくなります。
②血管や心臓に大きな負担がかかって血圧が高くなり、動脈硬化が生じて脳梗塞、心筋梗塞、脳出血、心不全などのリスクも高まります。
このようなことが起こりやすくなるのです。
さらに、付け加えると、糖質の多いものを食べすぎると、血糖値が急激に上昇し、その状態が続けば、糖尿病になるリスクも高くなります。