筋肉が太くなったり、強くなったりするのは、そこに必要性があるからです。
つまり、カラダが変わることを要求していなければ、筋肉が変化することはありません。
これが筋トレの大前提になります!!
今回は、体脂肪燃焼を高める「速筋」について、解説していきます٩( ᐛ )و
オーバーロードとアンダーロード
筋肉の能力を高めなければいけない状況とはどういうことかというと…
今の筋肉にとって、過大な負荷をかけられ、このままでは、どうにもならないというような状況になります。
そうなって、はじめて適応現象が起きるのです。
トレーニング科学の分野では、『オーバーロードの原則』というものがあります。
簡単に説明すると、今の自分の能力にたいし、少し負荷がオーバーしているという意味です。
そういう負荷を与えなければ、より筋肉が強くなろうという反応が起きないわけです。
逆の意味で、アンダーロードというものがありますが、アンダーロードは、自分の能力に照らして、負荷が低い状態なので、筋肉が全く反応しません。
つまり、普段と変わらない日常生活をしているだけでは、筋肉の強化は望めないということです。
効率的な筋トレとは!?
いったいどういう状態になったら、オーバーロードである状態、つまり、筋肉がつらい思いをするのかというと、実は、未だ解明されていないのが現実です。
ただし、どういうメカニズムで筋肉が太くなるのか、どういう細胞が働いて、どういう遺伝子が働くのか、という点はかなりわかってきています。
誰でもわかることとして、“筋肉は使われなければいけない”ことが挙げられます。
次に、筋肉が“どう使われるのか”ということが問題になってきます。
例えば、日常生活で歩いているとき、太もものどの部分の筋肉が、いったい何割くらい使われているのかというようなことです。
実際の日常生活で、どのように筋肉が使われているのかといえば、本当のところは、分析しきれていないのです。
これをわかっているメカニズムにうまく合わせて工夫をしていく、それが効率的な筋トレということになりますᕦ(ò_óˇ)ᕤ
「速筋」が増強されるメカニズムとは!?
筋肉には、白っぽい筋肉と赤っぽい筋肉があり、前者を「速筋」、後者を「遅筋」と呼びます。
トレーニングをして、太くなるのは「速筋」であり、日常的に使われているのが「遅筋」になります。
つまり、漠然と「筋肉をよく使いましょう!」と言われたところで、適切な筋肉に狙いを定めて無駄なく増強することは、かなり難しいのです。
逆に捉えれば、そこが工夫のしどころで、さまざまなアイディアが生まれてきます。
週2の筋トレが一番効率がいいとか、毎日の筋トレはダメだというのも、「速筋」が増強されるメカニズムに合わせたものです。
太く強く成長させることができる「速筋」は、体脂肪の燃焼効果を高めるうえで、非常に大きな役割を果たしてくれるのです。